断る力

断る力

こんにちは。人に嫌われたくないタイプの人間。おじょーです。

 

私がロジカルシンキングと並んで身に着けたい事、それがアサーティブコミュニケーションです。

アサーティブとは、自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現することです。

人に良く思われたくて、できそうにもない事を断れなかったり、勇気を持ってエイやっと断ったのは良いけど、そのことで上司に怒られたり・・・

私は上手に断ることができません。

 

そこで久しぶりに勝間和代著「断る力」をAudibleで耳読しました。

勝間さんの「断る力」は、断る事の効能を教えてくれる良書です。

 

「断る力」で得られること

 

①生産性が向上し

コモディティ(汎用的な人材)からの脱却を図り、

スペシャリティ(市場価値の高い人材)になることができる

 

②中長期に継続的な人間関係を作ることができる

 

うつ病にかかるリスクが減る

 

「断らない」メリット

①モノを深く考えなくてすむ=思考停止

・親がそうしろと言ったから

・友人からそういうアドバイスをうけたら など

 

②助かった。本当にありがとう。頼りになるよ

相手が褒めてくれる、感謝してくれる(魔法の言葉)

頼りにされる罠にはまって、その人を喜ばせるための滅私奉公が始まる

 

③「良い人」になれる

 だけど「出来ない人」になる

 

どれもメリットというか中長期的にはデメリットになりますね・・・

 

「断る力」を身に着けるために必要なもの

自分の揺るぎない軸を持つ

・どこまでを許容範囲として、どこからは嫌われても断るのかという明確な基準を作る

・そもそも意に沿わない依頼を受けない環境を作れないかと考える

・自分の得意、不得意が何かを明文化すること

・努力=使った時間配分であるから1日24時間という資源をどこに配分するのか

 

もっとより良い方法はないか?と考えるクセをつける

 

自分の利害だけを考えるのではなく、相手の利害も考える

 

・主体的に生きる(影響の輪の中に集中し)

・空気が読めないふりをして話を切り替える

・上司は思いつきで物を言っているのだと理解し、真意を確認する

・相手と自分が何を「目標」としているのかを明確化する

 

断る時の上手な方法

心の底から相手との信頼をもって伝えないといけない。

まず相手からこちらが信頼されている、その上でノーを伝える

・こちらが意地悪で主張しているわけではない

・相手をわざわざ傷つけようとしているわけではない

・相手の価値観は理解したうえで話をしている

 

アサーティブジャパンに上手なNOの伝え方が掲載されていました。

・まずは相手の気持ちを受け止める/相手の依頼を正しく理解する

・何が「ノー」なのか、的をしぼる

・お互いにとって良い代替案を出す

 

www.assertive.org

 

交渉力は思考のクセ(習慣である)

考え方のクセを直すためには、自己啓発本などを読んでピンと来た手法を愚直に実行する。小さな事でも良いので、0.2%の改善精神で。スモールステップで。

 

まとめ

私も断る力を実行して、すべての人に好かれるコモディティな人材ではなく、スペシャリティな人材になるようにしていきたいと思います。

断る力 (文春新書)